【高校】平成29年度 高校卒業式が挙行されました

2018/03/17

3月17日、平成29年度 佼成学園高等学校 卒業式が挙行されました。
生徒ならびに保護者の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。

 

授与式の後、各クラスにて最後のホームルームが行われました。生徒一人ひとりが担任より卒業証書を手渡され、6年間または3年間の感謝の思いを述べました。証書を手渡され黒板の前に立つと、思わず涙ぐむ生徒もいました。

式中、卒業生代表による卒業の言葉では、中学からの6年間、および高校3年間の思い出を振り返るとともに、これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちや卒業を迎えるにあたっての心境、後輩たちへのメッセージを語ってくれました。全文をご紹介いたします。

 

卒業の言葉

心地よい春の日差しが降り注ぐ今日、私達は佼成学園を卒業します。本日は私たちのためにこのような素晴らしい式を開いていただきありがとうございます。

涙、苦しみ、葛藤、そして笑顔。佼成学園だからこそお互いの感情を素直に表すことができました。無駄な時間を過ごしたと後悔する人は誰一人いないと思います。この三年間、様々な活動を通して、私たちは確実に強く逞しく成長できました。

私が入学した六年前、これからどんなことが待ち受けているのか、男しかいない環境に馴染むことができるのか、期待と不安でいっぱいでした。しかし先輩や先生方と触れ合っていくうちに、男子校ならではの泥臭さ、熱い情熱、そして優しさに触れ、真の男のカッコよさに気づき、高校生の姿に憧れを持つようになりました。

そんな憧れの高校へ入学しましたが、佼成学園そのものがちょうど生まれ変わる時期とも重なり、新鮮な経験に恵まれました。ICT教育によるiPad導入、アメリカンフットボール部全国制覇、そして連覇、内容満載の生徒主体の「渦潮祭」。私達はたくさんの「初めて」を経験できました。特にアメリカンフットボール部が初めて全国制覇したときの感動は今も鮮烈に蘇ります。高校二年の私は応援団長の大役を頂きました。頂いた役を通して私は、佼成学園の生徒であることに強い誇りを持つ自分に改めて気づくことができました。応援の雰囲気に初めは馴染めなかった中学生も、終盤は笑顔で自然に大声を発し、全員が前のめりになって真剣に応援する姿、負けていても誰一人諦めない姿、その一つになった姿に「佼成魂」を感じました。本気になって応援する先輩に圧倒され、恥ずかしさでいっぱいだった後輩たちが自信を持って本気で応援していく様子を見て、中学生のときの私も同じだったことを思い出しました。

決して目に見えない長い伝統が佼成学園には確実にあります。それは様々な学校行事に誰もが全力で取り組んでいることです。球技大会も沖縄の修学旅行も文化祭もマラソン大会も、すべての学校行事に全員が全力で挑んだからこそ、より質の高いものに仕上がりました。そして私達にとってかけがえのない思い出になっているのです。思い返せばあんなに嫌だった授業も、週番の仕事、掃除当番、そして高校朝礼も、もう二度と受けられないと思うと恋しくて仕方ありません。仲間や先生といるだけで、気づけば笑顔になって幸せでした。それでもまだまだ笑い足りないぐらい私はこの学年が大好きで大好きでたまりません。いつも思い残すことがないようにという思いで何事にも取り組んできました。

今日になってここにいる全員が感じていることがあると思います。それは「ありがとう」の大切さです。私がそう感じることができたのは、応援団長の経験からでした。佼成学園すべての仲間と一つの大きなものを生み出す楽しさを学びましたが、それ以上にこの「ありがとう」という言葉をかけてもらえることが心の底から嬉しい。それまでの困難や苦労が瞬く間に生かされている自分に気づかされ、新たな自信と今まで以上の力が漲っていくのを感じました。しかし、支えてもらっている数に対して圧倒的に少ない自分からの「ありがとう」の数に後悔しています。照れくささから強がってしまう自分だったことを認めざるを得ません。

私達は本日の卒業式を最後に、これから夢と志を実現するためにそれぞれの道に進みます。もう一斉に集うことはありません。しかしこの佼成学園で築き上げた太い絆は、確実に「一生ものだ」と言えます。つらいとき、苦しいときはもちろん、嬉しいときも今まで通り支え合い、分かち合ってまいります。

そしてこれから社会に出る私達には共通点があります。それは男だけだったからこそ、まったく色気づくことなく何事にも本気になれる環境で育んだ「勝負強さ」なのです。これから将来、いかなる厳しい局面にぶつかろうとも、逃げ出さず、勝負に出る楽しさを知っている私達だからこそ立ち向かっていけると確信します。

在校生の皆さん。今まで理不尽なことや無茶なことに、先輩という肩書一つで今までついてきてくれてありがとうございました。関わった時間は限られていましたが、少しでも憧れるような存在であったでしょうか。後輩たちは卒業するまで一年あるいは二年、部活動をしている者は引退するまで一年もありません。努力して笑顔でいられる一年、怠けて過ごす一年、どんなことだってできる年になります。そんな後輩達に先輩として伝えたいことが二つあります。一つ目に、信念を持って生きてください。どんなに大きな目標であっても自分の夢は大切にし、人に何を言われても、夢に向かって突き進む信念を曲げないでほしいと思います。今進もうとしている道に、これから自分でも自信を持てなくなることや、自分のしたいことが無理と周りから評価されることで、諦めたくなるときが訪れるかもしれません。そんなときは、一旦立ち止まり、「そうきたか」と次なる一手を考えながら一歩ずつ進み続けたときに、必ず夢を実現していく条件を手にすることができるはずです。二つ目は、私達が先輩方から伝えられた佼成学園の素晴らしい伝統というバトンを、後輩達へつないでほしいということです。私たち以上に皆さんが活躍し、佼成学園をさらに発展させていかれることを祈っております。

佼成学園という学び舎で知り合い、共に同じ時間を過ごした仲間。常に私達を一番に考え、心配しながら支えてくれた家族。未熟だった私達をここまで指導してくださった先生方。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。佼成学園の建学の精神である「自らの価値を知る」こと、「周囲の人々に感謝し、思いやりの気持ちを表す」ことと、この三年で培ったものをこれからの人生に活かし、しっかり前を向いて邁進してまいります。

最後になりましたが、学園長先生をはじめ諸先生方のご健勝と、母校佼成学園のさらなる発展を心より祈念し、卒業の言葉といたします。