探究学習 KOSEI Inquiry Based Learning

これからの社会を生き抜くための
資質と能力を総合的に身につけます。
探究学習の様子 探究学習の様子
佼成学園では2018年から総合学習の時間で探究学習をスタート。
生徒それぞれの「面白い!」や「なぜだろう?」という好奇心から始まり、夢中になって調べたり行動したりしていく体験が、学ぶことの喜びを教えてくれます。この積み重ねが、社会への貢献や自己実現という「未来を切り拓く力」になっていくのです。

身につける10の資質・能力

佼成学園では中高5年間の探究カリキュラムのなかで、生徒一人ひとりが自分の興味・関心や課題意識を起点としたテーマを設定し、自分なりの答えを探しながら次の10の資質・能力を養うことを目標としています。
探究カリキュラムイメージ 佼成探究カリキュラムのイメージ
探究学習で身につける資質と能力 佼成探究を通じて身につける10の資質・能力

探究活動のカリキュラム概要

佼成学園では、学年ごとに明確な目的を掲げ、段階的に探究の力を育てていきます。
各学年のコンセプトと年間の探究プロセスをご紹介します。
学年 キーコンセプト 4〜9月 10〜3月
中1 「自然科学」への探究 身の回りの観察や実体験をもとに探究の過程に触れる 自然現象から問いを出す力と、実験検証・データ処理をする力を身につける 地域と自然のつながりを見い出し、自分との関わりを考える
中2 「人文・社会科学」への探究 多様な視点を身につけながら社会課題を見い出し、調査検証をして解決策を提案する 社会課題を発見し、調査検証する力と解決策を見い出す姿勢を身につける 日本と他国の歴史や文化の比較調査から多様な視点を身につける
中3 「じぶんの好きなコト」への探究 自身の興味・関心にもとづいた疑問や課題の解決に向けて探究を深める 自身の興味・関心や課題意識からテーマを定め、各自の探究プロジェクトを進める ゼミ活動を通じて主体的・協働的に探究のサイクルを回し、その過程と成果を表現(卒業作品集の作成)する
高1 社会と自分をつなぐ探究 探究とキャリアをつなげ、探究の意義とメソッドを理解・習得する 自身の経験や興味・関心の振り返りからテーマを定め、先行事例を調査する 先行事例の調査からリサーチクエスチョンを定め、学問と結び付けながら探究の計画を練り上げる
高2 社会へ発信し、未来へつなぐ探究 課題研究を完成させて発信し、探究を自身のキャリアと結びつける ゼミ活動を通じて主体的・協働的に探究のサイクルを回し、その過程と成果を発表する(校内発表会・外部コンテストへの積極的な応募) 一年間の探究活動を修了論文にまとめ、その内容をキャリアとして考えることで自分の未来につなげる
高3 ※「総合的な探究の時間」の設定はありませんが、探究の個別指導講習が開講され、探究内容の精度を高め、総合型選抜入試にも対応できるサポート体制を整えています。
中1 「自然科学」への探究

キーコンセプト:身の回りの観察や実体験をもとに探究の過程に触れる

4〜9月
自然現象から問いを出す力と、実験検証・データ処理をする力を身につける
10〜3月
地域と自然のつながりを見い出し、自分との関わりを考える
中2 「人文・社会科学」への探究

キーコンセプト:多様な視点を身につけながら社会課題を見い出し、調査検証をして解決策を提案する

4〜9月
社会課題を発見し、調査検証する力と解決策を見い出す姿勢を身につける
10〜3月
日本と他国の歴史や文化の比較調査から多様な視点を身につける
中3 「じぶんの好きなコト」への探究

キーコンセプト:自身の興味・関心にもとづいた疑問や課題の解決に向けて探究を深める

4〜9月
自身の興味・関心や課題意識からテーマを定め、各自の探究プロジェクトを進める
10〜3月
ゼミ活動を通じて主体的・協働的に探究のサイクルを回し、その過程と成果を表現(卒業作品集の作成)する
高1 社会と自分をつなぐ探究

キーコンセプト:探究とキャリアをつなげ、探究の意義とメソッドを理解・習得する

4〜9月
自身の経験や興味・関心の振り返りからテーマを定め、先行事例を調査する
10〜3月
先行事例の調査からリサーチクエスチョンを定め、学問と結び付けながら探究の計画を練り上げる
高2 社会へ発信し、未来へつなぐ探究

キーコンセプト:課題研究を完成させて発信し、探究を自身のキャリアと結びつける

4〜9月
ゼミ活動を通じて主体的・協働的に探究のサイクルを回し、その過程と成果を発表する(校内発表会・外部コンテストへの積極的な応募)
10〜3月
一年間の探究活動を修了論文にまとめ、その内容をキャリアとして考えることで自分の未来につなげる
高3

※「総合的な探究の時間」の設定はありませんが、探究の個別指導講習が開講され、探究内容の精度を高め、総合型選抜入試にも対応できるサポート体制を整えています。

※グローバルコースでは上記の内容と別の独自プログラムを実施しております。

各学年の探究活動の様子

中学1年生 フィールドワーク

自然教室で福島県・裏磐梯の自然、そして地元の街の自然、自分の目で見た自然を比べながら問いを生み出し探究する
自然の中で虫に触れている生徒 歩道を歩く生徒

中学2年生 スタディーツアー

社会課題の現場体験と当事者との出会いを通じて課題を自分ごとに捉えて探究する
車いす体験 井戸から出る水を眺める

中学3年生 ゼミに分かれた活動

自然科学ゼミや社会課題解決ゼミなどジャンル別のゼミに分かれ、自分の好きなコトをテーマに深掘りしていく
実験している様子 ホワイトボードを使用して話し合う

高校1年生 探究リテラシーの習得と学問との接続

学問カルタなどのワークショップから自分のテーマについて学問の視点から捉えなおし、探究を進めていくために必要なリテラシーを実践的に習得していく
かるたを見て話し合う 展示物を前に説明する生徒

高校2年生 課題研究の深化と発信

自分の興味・関心や課題意識をもとにリサーチクエスチョンを定め、学問別ゼミのなかで1年間かけて専門的に深めてその成果を発表する
モニターを見ている生徒 課題研究の発表

高校3年生 探究活動の総括と大学進学へ

自分が取り組んできた探究活動を、教員やチューターのサポートのもと外部コンテストへの応募・発表や総合型選抜をはじめとした大学入試へ活かす
受賞を喜ぶ生徒たち 教員と話し合う生徒

これまでの受賞例

生徒たちが見つけた「好き」から始まった探究の数々が、
全国規模のコンテストや大会で評価されています。
※複数の受賞がある場合、タイトルは代表的なものを表示しています。
「河童伝説の多様性はどのようにして生まれたのか -地域・時代・社会背景から見る形成の仕組み-
吉岡 大翔
  • 第11回 高校生国際シンポジウム スライド発表 人文科学・教育分野 最優秀賞(2025年度・高2時)
「入院中の中高生に特化した感情を理解できるAIの開発」
鈴木 真理
  • サイエンスキャッスルワールド2025 アステラス製薬賞(パートナー企業賞)(2025年度・高3時)
  • 第10回 高校生国際シンポジウム ポスター発表 医療・医学分野 最優秀賞(2024年度・高2時)
「小学生向けのセキュリティ教育カリキュラムの開発」
羽山 侑多郎
  • 自由すぎる研究®EXPO2025 デジタル・サステナビリティ賞(ソフトバンク株式会社)/ 緑の下のまちづくり賞(静岡鉄道株式会社)(2025年度・高3時)
  • 第10回 高校生国際シンポジウム スライド発表 数学・物理学・プログラミング分野 最優秀賞(2024年度・高2時)
「世界の伝統的な笛の多様化の要因を考察する」
玉置 瑞
  • 第10回 高校生国際シンポジウム スライド発表 人文科学・教育分野 最優秀賞(2024年度・高2時)
「ポンポン船の推進力はパイプ形状によって変わるのか?」
北原 馳大
  • サイエンスキャッスル2024 東京・関東大会 最優秀ポスター賞(2024年度・高2時)
「イシガイ目二枚貝の保全と生育条件・生態に関する研究〜生活用水路で発見された個体群から考察する〜
小野 克己
  • JSEC2024(第22回高校生・高専生科学技術チャレンジ)朝日新聞社賞(2024年度・高3時)→ISEF 2025 出場
  • 第14回高校生バイオサミット 文部科学大臣賞(2024年度・高3時)
  • 第9回高校生国際シンポジウム スライド発表 環境分野 優良賞(2023年度・高2時)
「魚鱗の輝きは群れ形成にどのような影響を与えるのか?」
小竹 智人
  • 自由すぎる研究®EXPO2024 SEE THE SUN賞(株式会社SEE THE SUN) / YKK賞(YKK株式会社)(2024年度・高3時)
  • 中高生探究コンテスト2025 優秀賞(第2位)(2023年度・高2時)
「カルシウムがザリガニに与える影響」
藤山 慶人
  • 第13回高校生バイオサミット 環境大臣賞(2023年度・高3時)
  • マリンチャレンジプログラム2023 全国大会 最優秀賞(2023年度・高3時)  
  • 第8回高校生国際シンポジウム スライド発表 生物学分野 最優秀賞・文部科学大臣賞(2022年度・高2時)

自分の好きなことを研究すれば失敗も「苦」ではありません。

小野 克己さん
探究学習は自分の趣味や好きなこと、身近な疑問をテーマにすると楽しいです。私の探究は「イシガイ目の生息条件と保全」です。私も趣味から選んだテーマでした。
仮説を立て、実験をすると新たな疑問が生まれます。それを一つずつ解決していくことが楽しく、壁にぶつかっても自分が好きなテーマなので「苦」と感じることはありませんでした。自分が好きなことだったので長く続けられました。
今も多くの疑問が残っているので研究を続けていきたいです。
小野 克己さん (2025年卒業 慶應義塾大学進学)