理事長より 佼成学園卒業生の皆様へ

2021/03/14

令和2年度佼成学園卒業生の皆様へ

 198名の卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
三年間或いは六年間、佼成学園においてその若き日々を、大切な日々を過ごし、大きく成長してくださった皆様、ご卒業誠におめでとうございます。またこれまで長年にわたって陰に陽に子供たちの成長を見守ってくださった保護者の皆様、誠におめでとうございます。
卒業する皆様のたくさんの学びを今後の人生に生かすとともに、人生は一生修行でもあります。今日はその卒業であるとともに各々の新しい学び、新たなる道への歩みを始める大切なスタート、門出でもあるかと思います。そのような意味でこれからも明るく元気に頑張ってと、大いに激励させて頂きたいと存じます。皆様が一所懸命に生きていくことは自身の道を開き、自身の可能性を広げていくとともに、保護者の皆様の何よりの喜びであるかと存じます。

昔ある先生が、他の学校ではありましたが、その卒業式の祝辞で次のような話をされました。
桜の花が満開となる3月、4月のちょうど今頃、人々はその姿を見て大いに感嘆、賛美する。しかし桜の木は、雨の日も風の日も、冬の寒い時であってもそのようなことには一言も文句も言わず、一日も休むことなく努力し、地中深く根を下ろして力を蓄え続ける。満開の花を楽しむ人は数多くいるが、人知れず冬枯れの中で努力する桜の木を愛でる人はいない。
教育とはそのようなものだ。皆様の人生には必ずその花が満開となるときが来る。多くの人はその満開になった時だけしか見ていないが、実はその陰には目に見えない数多くの努力と精進があって、多くの人の助けもあり、その本人の努力や周囲からの協力があってこそ、その花の満開の素晴らしさも生じてくる。その本人の努力と精進をしっかりとサポートさせていただくのが教育である、とその方はおっしゃっておられましたが、誠にその通りと思わせていただいております。
卒業生の皆様、それぞれの世界の中で美しい自分の花を精いっぱい咲かせてください。私たちはそれを心より応援し、祈念いたします。

そして最後になり恐縮ですが、榎並校長先生はじめ教職員の皆様におかれましては、このコロナ禍に於て本当によく頑張り、今日の日を迎えられたかと思います。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

令和3年3月14日
佼成学園理事長
椎名啓至